この本は学校で同じように勉強して学力に差ができる原因と学習していて、要領よく学習している子の特徴、要領よく学習できる子になるために親が手助けできることを書いています。我が家の習慣にも取り入れられるものがあれば?と思い、読んでみました。気になった部分は下記。
・同じ勉強をしていて差がつく理由
子供は大きく分けて3つのタイプに分けられる
(a)学んでいるように見えるが、学ぼうとしていないタイプ
(b)授業中だけ学べるタイプ
(c)寝ているとき以外、日常全てが学びになっているタイプ
(c)は人と話をしたり、テレビを観たり、街を歩いているときも感じ、考え、自分の意見を持っている。このタイプは経験から得られる知識量が(a)/(b)の人より非常におおい。(c)タイプになるためには『気づく楽しさ』、『知る楽しさ』、『考える楽しさ』を知る必要がある。
この楽しさを子供たちに知ってもらうため、『別の意見ない?』、『別の見方ない?』といつもと違う考え方をするように誘導してあげることで楽しさを知ることできる。『気づき⇒知り⇒考える』ようになる。
日常的に考える力をつけるための習慣
(1)疑問を持たせる
・原因分析力⇒『なぜだろう?』と問いかける
・自己表現力⇒『どう思う?』『感想はどう?』と問いかける
・問題解決力⇒『どうしたら良い?』と問いかけ
(2)まとめさせる
・抽象化思考力:物事を抽象的にとらえる力⇒『要するにどういうこと?』と問いかけ。共通点をみつけて言語化。
・具象化思考力:物事を具体的にとらえる力⇒『たとえば、どういこと?』と問いかけ
(3)その他
・積極思考力:やる気をだすスキル⇒『楽しむためには?どうすれば良い?』と問いかけ
・目的意識力:物事の目的を理解し、考える力を身につける⇒『何のためにやるの?』と問いかけ
・原点回帰力:話が発散した場合、原点に戻るスキル⇒『そもそもどういうこと?』と問いかけ
・仮説構築力:リスクマネージメント、クリエイティブな発想に使うスキル⇒『もし~だったら、どうする?』と問いかけ
・問題意識力:当たり前のことを疑うスキル⇒『本当?』と問いかけ
・考える力を身につけさせるためにやってはいけないこと
(1)相手が理解していない言葉を使う
(2)相手が考える前に答えを教える
(3)しつこく質問する
(4)相手を育成しようとする。⇒日常会話で自然な形で問いかけを取りいれる
(5)同じ言葉を何度も使う
(6)すべての問いかけを使おうとする⇒慣れないうちは2~3個に絞って使ってみるのが良い
(7)すぐに効果が出ることを期待する⇒効果が出るまで1か月~3か月かかる。
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